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WordPressブログが作成できたら、早速記事を書きたくなるところですが、まずは「初期設定」を終わらせましょう。
記事を書いてから設定を変更すると不具合が発生することがありますし、先に設定を済ませておいたほうが効率的に記事を書けたりします。初期設定は大事です。
そこで今回は、WordPressのインストール後にやるべき初期設定について解説します。
WordPressのインストール後に最初にやるべき初期設定12項目
WordPressのインストール後に最初にやるべき初期設定は、以下の12項目です。
- 一般設定(★)
- ディスカッションの設定(★)
- メディアの設定(★)
- パーマリンクの設定(★)
- テーマの設定(★)
- カテゴリーの設定
- プロフィールの設定
- ファビコンの設定
- プラグインの設定
- サンプルページの削除
- プライバシーポリシーの設置
- お問い合わせフォームの設置
このうち、「★」が付いた5項目については特に重要なので、必ず早い段階で終わらせておきましょう。
それでは、それぞれどのように設定したら良いか詳しく解説します。
一般設定
一般設定では、Webサイトのタイトル、キャッチフレーズ、URLなど基本的な設定を行います。
「設定」をクリックします。

枠で囲った部分を必要に応じて変更します。

- サイトのタイトル
- Webサイトの名前
- キャッチフレーズ
- Webサイトの簡単な説明(空欄可)
- WordPressアドレス(URL)
- SSL化済みの場合は「http」を「https」に変更
- サイトアドレス(URL)
- SSL化済みの場合は「http」を「https」に変更
特に重要なのが「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」の2つです。
SSL化済みでも、この2つのアドレスが「http」のままだと、Webサイトが表示されたときに「保護されていない通信」などと警告が表示されてしまうので注意しましょう。

設定を変更したら「変更を保存」をクリックします。

アドレスを変更した場合は一旦ログアウトされるので、再度ログインします。これで一般設定は完了です。
ディスカッションの設定
ディスカッションの設定では、コメント・ピンバック・トラックバックに関する設定を行います。
「設定」⇒「ディスカッション」をクリックします。

枠で囲った項目を必要に応じて変更します。

- 投稿中からリンクしたすべてのブログへの通知を試みる
- リンクを張ったことを相手に通知したくない場合はチェックを外す
- 新しい投稿に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける
- 相手からリンクを張られたときの通知が不要な場合はチェックを外す
- 新しい投稿へのコメントを許可
- コメント欄を開放したくない場合はチェックを外す
設定を変更したら「変更を保存」をクリックして完了です。

メディアの設定
メディアの設定では、自動生成されるサムネイルに関する設定を行います。
「設定」⇒「メディア」をクリックします。

枠で囲った項目を必要に応じて変更します。

デフォルト設定のままだと、画像1枚につき3種類のサムネイルが自動生成されます。サムネイルの自動生成が不要な場合は、枠で囲った部分をすべて「0」に変更しましょう。
設定を変更したら「変更を保存」をクリックします。

WordPress4.4からはこの3種類に加え、「medium_large_size_w」というサイズのサムネイルも自動生成されるようになりました。このサムネイルの自動生成も停止するには、以下の作業を行います。
アドレスバーに「https://ドメイン名/wp-admin/options.php」と入力して[Enter]を押します。

「medium_large_size_w」の値を「0」にします。

設定を変更したら「変更を保存」をクリックして完了です。

パーマリンクの設定
パーマリンクの設定では、記事のURLに関する設定を行います。
「設定」⇒「パーマリンク」をクリックします。

「パーマリンク構造」から「投稿名」を選択します。

「投稿名」にすると、記事のURLが「https://ドメイン名/好きな文字列」となります。「好きな文字列」は記事ごとに自由に設定できます。
SEO的に推奨されるURLは「記事内容を簡潔に表したもの」なので、好きな文字列の部分に記事に関係する単語を設定すれば、SEOで有利なURLになるでしょう。
設定を変更したら「変更を保存」をクリックして完了です。

テーマの設定
Webサイトのデザインを変更するには、テーマの変更と、そのテーマ独自の設定を行います。
まずはテーマを変更します。「外観」⇒「テーマ」をクリックします。

「新規追加」をクリックします。

「テーマのアップロード」をクリックします。

「ファイルを選択」をクリックします。

「開く」ダイアログが表示されたら、テーマのZIPファイルを選択して「今すぐインストール」をクリックします。

インストールが完了すると、以下のような画面になります。子テーマを使用する場合は「テーマページへ移動」をクリックして作業を続行、子テーマを使用しない場合は「有効化」をクリックして完了です。

子テーマを使用する場合は、同様に「子テーマ」もインストールします。子テーマのインストールが完了したら「有効化」をクリックして完了です。

テーマ独自の設定については、テーマ公式サイトの解説記事を参考にしてみてください。
テーマが決まっていない方には、以下の記事もおすすめです。テーマの選び方やおすすめのテーマをご紹介しています。
カテゴリーの設定
カテゴリーの設定では、記事のカテゴリーを作成します。
「投稿」⇒「カテゴリー」をクリックします。

「名前」にカテゴリー名を、「スラッグ」にカテゴリーページのURLに使用する文字列を入力します。カテゴリー名を「ダイエット」、スラッグを「diet」にすると、「ダイエット」というカテゴリーページが作成され、そのURLが「https://ドメイン名/category/diet」となります。

入力したら「新規カテゴリーを追加」をクリックします。カテゴリーは何個でも作成できるので、作成したいカテゴリーの数だけこの作業を繰り返しましょう。

プロフィールの設定
プロフィールの設定では、サイト運営者のアイコン・名前・自己紹介文など、プロフィール欄に掲載したい情報を登録します。
プロフィールの設定方法はお使いのテーマによって異なります。詳しくはテーマ公式サイトの解説記事を参考にしてみてください。
これからプロフィール用のアイコンを作ろうと思っている方には、以下の記事もおすすめです。アイコンを作るときの注意点やおすすめの作り方をご紹介しています。
ファビコンの設定
ファビコンの設定では、ブラウザのタブ、ブックマーク一覧、検索結果などに表示される、Weサイトのトレードマークとなる画像を登録します。

プロフィール用のアイコンをファビコンとして登録している方も多いです。
ファビコンについても設定方法はお使いのテーマによって異なりますが、多くは「外観」⇒「カスタマイズ」⇒「サイト基本情報」の「サイトアイコン」で設定できるようになっています。

プラグインの設定
WordPressには便利なプラグインがたくさんあります。テーマで補えない機能はプラグインに頼りましょう。
必要なプラグインは人によって異なりますが、以下の9つのプラグインは誰にとっても役立つプラグインなので、追加しておくことをおすすめします。
- AddQuicktag
- 文字装飾などのクイックタグを登録できる
- Broken Link Checker
- リンク切れをチェックできる
- Search Meter
- サイト内検索のキーワードを収集できる
- WordPress Ping Optimizer
- pingを重複せずに送信できる
- WebSub (FKA. PubSubHubbub)
- URLの存在をGoogleにすばやく通知できる
- Contact Form 7
- お問い合わせフォームを作成できる
- XML Sitemaps
- XMLサイトマップを送信できる
- All-in-One WP Migration
- データのバックアップ・復元ができる
- SiteGuard WP Plugin
- セキュリティを向上できる
プラグインを追加するには、まず「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックします。

検索ボックスにプラグイン名を入力すると該当するプラグインが表示されるので、目的のプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。

プラグインのインストールが完了したら、「有効化」をクリックします。

すると、インストール済みプラグイン画面に移動します。この画面から目的のプラグインの「設定」をクリックすると、そのプラグインの設定画面に移動します。

プラグイン「AddQuicktag」の場合は「設定」⇒「AddQuicktag」にメニューが追加されるので、慣れてきたらメニューから直接移動しましょう。

サンプルページの削除
WordPressに最初から入っているサンプルページは不要なので削除しましょう。
まずは「投稿」のサンプルページを削除します。「投稿」をクリックします。

「Hello world!」にカーソルを合わせて「ゴミ箱へ移動」をクリックします。

続いて「固定ページ」のサンプルページを削除します。「固定ページ」をクリックします。

同様に「サンプルページ」を削除したら完了です。「プライバシーポリシー」も、次にご紹介する方法で作り直す場合は削除してしまってOKです。

プライバシーポリシーの設置
プライバシーポリシーとは、個人情報をどのように取り扱うのか示した文書のことです。以下に該当するWebサイトはプライバシーポリシーの設置が必須となります。
- Googleアドセンスを利用している
- Amazonアソシエイトを利用している
- Googleアナリティクスを利用している
- 連絡ツールを利用している
プライバシーポリシーについては以下の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
お問い合わせフォームの設置
お問い合わせフォームを設置することには、以下のようなメリットがあります。
- スパムメールを防げる
- ユーザーが気軽に連絡できる
- ユーザーから信頼されやすくなる
- ASPやGoogleアドセンスの審査に通りやすくなる
- 仕事の依頼をもらえることがある
お問い合わせフォームの設置方法については以下の記事で詳しく解説していますので、そちらを参考にしてみてください。

以上でWordPressのインストール後にやるべき初期設定は完了です。お疲れ様でした!
WordPressの初期設定が終わったら記事を書こう!
初期設定が終わったら、記事を書いていきましょう!
WordPressでは、以下のような「ブロックエディタ」というエディタを使って記事を書きます。ブロックエディタは見出し、段落、画像などの記事を構成する要素をブロック単位で管理できるエディタで、各要素の移動やカスタマイズが簡単にできます。
ブロックエディタの使い方や、WordPressでの記事投稿の流れなどは以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
準備ができるまでWebサイトを非公開にする方法
「準備ができるまで誰にもサイトを見られたくない」という場合は、準備ができるまでWebサイトを非公開にしておきましょう。
Webサイトを非公開にする方法には、以下のようなものがあります。
- プラグイン「Slim Maintenance Mode」を使う
- Basic認証をかける
詳しい手順については以下の記事で解説しています。興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
WordPressのインストール後にやるべき初期設定には以下のようなものがあります。
- 一般設定(★)
- ディスカッションの設定(★)
- メディアの設定(★)
- パーマリンクの設定(★)
- テーマの設定(★)
- カテゴリーの設定
- プロフィールの設定
- ファビコンの設定
- プラグインの設定
- サンプルページの削除
- プライバシーポリシーの設置
- お問い合わせフォームの設置
特に重要なのは「★」が付いた5項目です。残りの項目よりも優先的に行いましょう。
一つ一つの作業はそれほど難しいものではありません。早ければ1時間程度で終わるはずですよ♪