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実はWordPressは無料のものと有料のものどちらもあります。いったいこの2つは何が違うのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、WordPressの無料と有料の違いについて解説します。
WordPressの種類
まずはWordPressの種類について解説します。
- ソフトウェアのWordPress【無料】
- ブログサービスのWordPress【無料/有料】
ソフトウェアのWordPress【無料】
一般的にWordPressとは、Webサイトを作成できるソフトウェアのことを指します。ソフトウェアのWordPressはいつでもwordpress.orgにて無料ダウンロードでき、費用は一切かかりません。
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レンタルサーバーによってはサーバーの管理画面から直接WordPressをインストールできます。私が利用している「エックスサーバー」などはその機能が搭載されています。
ブログサービスのWordPress【無料/有料】
WordPressには、ソフトウェアのWordPressを用いたブログサービス「WordPress.com」というものも存在します。
こちらは「はてなブログ」や「FC2ブログ」などと同じで誰でも無料で始められますが、有料プランを契約してさまざまな制限を解放することもできます。つまり、WordPress.comはプランによって無料にも有料にもなります。
なお、WordPress.comには以下のようなプランがあります。
無料 | スターター | エクスプローラー | クリエイター | アントレプレナー | |
---|---|---|---|---|---|
年額 | 0円 | 6,768円 | 13,536円 | 42,288円 | 76,116円 |
月額 | 0円 | 1,269円 | 2,537円 | 5,638円 | 9,867円 |
WordPressのソフトウェアとブログサービス(無料)の違い
WordPressのソフトウェアとブログサービス(無料)の違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
ソフトウェア | ブログサービス(無料) | |
---|---|---|
レンタルサーバーの契約 | 必要 | 不要 |
独自ドメインの利用 | 可 | 不可 |
プラグインの利用 | 可 | 不可 |
テーマの利用とカスタマイズ | 可 | 制限あり |
広告表示 | なし | あり |
広告サービスの利用 | 可 | 不可 |
ストレージ容量 | 平均100GB以上 | 1GB |
それでは詳しく見ていきましょう。
違い1:レンタルサーバーの契約が必要か
ソフトウェアの場合はWordPressをインストールするサーバーが必要なため、レンタルサーバーの契約が必要になります。レンタルサーバーの契約には年間1万円程度かかります。
一方ブログサービスの場合は、すでにWordPress.comのサーバーにWordPressがインストールされているため、利用者個人でレンタルサーバーを契約する必要はありません。
違い2:独自ドメインが使えるか
ソフトウェアの場合は独自ドメインが使えますが、ブログサービスの場合は独自ドメインが使えません。
そのため、ソフトウェアで作成したサイトは「https://example.com」のような完全オリジナルのアドレスとなり、ブログサービスで作成したサイトは「https://◯◯◯.wordpress.com」のような、必ず「wordpress.com」が入ったアドレスとなります。自分で決められるのは「◯◯◯」の部分だけです。
ただし、独自ドメインは取得時や更新時に2,000円程度の費用がかかります。
違い3:プラグインが使えるか
プラグインとは、WordPressで使える拡張機能のことです。以下にプラグインの一例をご紹介します。
- All-in-One WP Migration
- サイトのデータを簡単にバックアップ・復元できるプラグイン
- Broken Link Checker
- サイト内のリンク切れをチェックし、問題がある場合に通知してくれるプラグイン
- Contact Form 7
- お問い合わせフォームを作成できるプラグイン
- EWWW Image Optimizer
- アップロードした画像を圧縮してくれるプラグイン
- SiteGuard WP Plugin
- セキュリティを強化するプラグイン
ソフトウェアの場合はこのようなプラグインを自由に利用できますが、ブログサービスの場合は一切利用できません。
違い4:自由にテーマが使えるか・カスタマイズできるか
テーマとは、WordPressで使えるデザインテンプレートのことです。
テーマには、WordPressの管理画面からインストールできる「公式テーマ」と、自分でzipファイルをアップロードしてインストールする「非公式テーマ」の、大きく2種類に分けられます。ソフトウェアの場合はどちらのテーマも利用できますし、cssファイルの編集も可能です。
これに対しブログサービスは、限られた公式テーマしか利用できないですし、非公式テーマに関しては一切利用できません。しかもcssファイルの編集も不可となっています。
違い5:広告が表示されるか
ブログサービスは一般的な無料ブログと同じく、デフォルトで広告が表示されます。この広告を非表示にすることはできません。
ソフトウェアの場合は広告が表示されませんので、広告を表示したくない場合はソフトウェアを利用するのがおすすめです。
違い6:広告サービスを使って収益化できるか
ソフトウェアの場合は、「Googleアドセンス」や「Amazonアソシエイト」などの広告サービスを使って収益化可能です。
ブログサービスでもアフィリエイト広告を掲載するなどして収益化すること自体は可能ですが、前述のような広告サービスは利用できません。
違い7:ストレージ容量の大きさ
ソフトウェアの場合はレンタルサーバーが用意してくれているストレージを利用できます。このストレージ容量は、格安サーバーでも100GB以上は確保されているケースが多いです。
ブログサービスの場合は1GBしか使えないため、大規模なサイトを作成するのは難しいです。
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サイトを始めたばかりの初心者でも、ストレージ容量は最低10GBは欲しいところ。1GBだとかなり心もとないです。
ブログサービスのWordPressの無料と有料の違い
ブログサービスのWordPressの無料と有料の違いを簡単にまとめると以下のとおりです。
無料 | スターター | エクスプローラー | クリエイター | アントレプレナー | |
---|---|---|---|---|---|
独自ドメインの利用 | 不可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
プラグインの利用 | 不可 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
テーマの利用とカスタマイズ | 制限あり | 制限あり | 制限あり | 可 | 可 |
広告非表示 | 不可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
広告サービスの利用 | 不可 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
ストレージ容量 | 1GB | 6GB | 13GB | 50GB | 50GB |
それでは詳しく見ていきましょう。
違い1:独自ドメインが使えるか
独自ドメインが使えるのはスタータープラン以上です。無料プランでは独自ドメインは使えないため、必ず「https://◯◯◯.wordpess.com」のようなアドレスになります。
なお、通常だと独自ドメインは取得時と更新時に費用がかかりますが、スタータープラン以上は1年間無料となっています。
違い2:プラグインが使えるか
有料プランならどのプランでもプラグインを使えると思いきや、有料でもエクスプローラープラン以下はプラグインを使えません。使えるのはクリエイタープランからです。
クリエイタープランは年額4万円ほどなので、プラグインを利用するためにクリエイタープランにアップグレードするなら、レンタルサーバーを契約してソフトウェアを利用したほうがコスパが良いです。
違い3:自由にテーマが使えるか・カスタマイズできるか
テーマに関してもプラグインと同じで、エクスプローラープラン以下は利用とカスタマイズに一定の制限があります。制限がなくなるのはクリエイタープラン以上です。
エクスプローラープランではcssファイルの編集は可能ですが、利用できるテーマが制限されています。
違い4:広告を非表示にできるか
デフォルトで表示される広告は、スタータープラン以上なら非表示にすることが可能です。無料プランには非表示にする機能がないため、常に広告が表示されることになります。
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広告が表示されるという話ですが、実際表示されているところはあまり見たことがありません。広告を非表示にできない点についてはあまり気にしなくていいかもしれませんね。
違い5:広告サービスを使って収益化できるか
ブログサービスでは「WordAds」という広告サービスを利用できます。このサービスを使って収益化できるのはエクスプローラープラン以上で、スタータープラン以下は利用できません。
クリエイタープラン以上かつ独自ドメインのサイトであれば、Googleアドセンスの利用も可能です。
違い6:ストレージ容量の大きさ
ストレージ容量は、無料プランから順に1GB、6GB、13GB、50GB(クリエイタープラン以上は同じ)となっています。
ちなみにクリエイタープラン以上は課金によって最大150GBまで容量を増やせます。ただし、容量を増やせるのは年額払いの場合のみで、月額払いの場合は50GB止まりです。
ソフトウェアのWordPressがおすすめな人
ソフトウェアのWordPressがおすすめな人は以下のとおりです。
- サイトを自由にカスタマイズしたい人
- サイトを自由に収益化したい人
サイトを自由にカスタマイズしたい人
ソフトウェアの場合、プラグインやテーマを制限なく使えるため、サイトの機能やデザインを自由にカスタマイズできます。
シンプルにブログが書ければ良いという方やデザインにあまりこだわらない方はブログサービスでも十分ですが、そうでなければソフトウェアを利用したほうが良いでしょう。
サイトを自由に収益化したい人
アフィリエイト広告、Googleアドセンス、Amazonアソシエイトなどを利用してサイトを収益化したい場合も、ソフトウェアの利用が向いています。
ブログサービスでもアフィリエイト広告の掲載は可能ですが、Googleアドセンスなどを利用しようとすると有料プランへのアップグレードや独自ドメインの取得が必要となり、ソフトウェアを利用する場合以上の費用がかかります。
ブログサービスのWordPressがおすすめな人
ブログサービスのWordPressがおすすめな人は以下のとおりです。
- WordPressの使い心地を試してみたい人
- 趣味でサイトを作りたい人
WordPressの使い心地を試してみたい人
ブログサービスは無料で始められるので、「WordPressを使ってみたいけど、いきなりレンタルサーバーを契約するのはちょっと…」という方におすすめです。
ただ、ブログサービスの管理画面は、本来のWordPressの管理画面とは微妙に異なります。
ブログサービスの管理画面の操作に慣れてしまうと、本来の管理画面に触れたとき、その違いに戸惑ってしまうこともあるので注意しましょう。
趣味でサイトを作りたい人
収益化などは一切考えていない趣味のサイトであれば、無料で始められるブログサービスは最高の環境です。制限を解放したくなったらそのときに上位プランにアップグレードすればいいので、まずは無料プランで気軽に始めてみるのが良いでしょう。
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まとめ
今回は、WordPressの無料と有料の違いについて解説しました。
ソフトウェアのWordPressは無料ですが、ブログサービスのWordPressは無料プランと有料プランがあります。
カスタマイズのしやすさや収益化のしやすさではソフトウェアのほうが優れているので、サイトを自由にカスタマイズしたい、自由に収益化したい、といった方はソフトウェアのWordPress、つまり無料のWordPressを利用したほうが良いでしょう。