WordPressのお問い合わせフォームの作り方【Contact Form 7】

WordPressのお問い合わせフォームの作り方【Contact Form 7】

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ブログに「お問い合わせフォーム」を設置すると、メールアドレスを公開せずにユーザーからのメールを受け取れるので便利です。

でも、「WordPressの場合はどうやって作るんだろう?」「初心者でも作れるのかな?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

そこで今回は、WordPressのお問い合わせフォームの作り方をご紹介します。

ブログにお問い合せフォームを設置するメリット5つ

お問い合わせフォームは絶対に必要というわけではないですが、さまざまなメリットがあることから設置することをおすすめします。

そのメリットと言うのが、以下の5つです。

  • スパムメールを防げる
  • ユーザーが気軽に連絡できる
  • ユーザーから信頼されやすくなる
  • ASPやGoogleアドセンスの審査に通りやすくなる
  • 仕事の依頼をもらえることがある

スパムメールを防げる

ブログにメールアドレスを掲載すると、自動収集プログラムによってスパム業者にアドレスを収集され、スパムメールのターゲットにされる危険性があります。

その点、お問い合わせフォームはメールアドレスを掲載するわけではないので、スパムメールが届く可能性は低いです。

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スパムメールの中には開くとウイルスに感染するものもあります。スパム対策は大切です…!

ユーザーが気軽に連絡できる

お問い合わせフォームの場合、ユーザーはフォームからメールアドレスやお問い合わせ内容を送信するだけで運営者に連絡できます。

一方メールアドレスが掲載されているだけの場合、ユーザーはメールソフトを立ち上げて、アドレスを宛先欄に貼り付けて…といった作業が必要になります。お問い合わせフォームほど気軽には連絡できません。

ユーザーから信頼されやすくなる

お問い合わせフォームのような連絡窓口が用意されているブログは、「何かあったときに運営者に連絡できる」という安心感があるため、ユーザーから信頼されやすいです。

ユーザーからの信頼を得る方法としては、ブログアイコンを設定することも効果的です。

ASPやGoogleアドセンスの審査に通りやすくなる

ASPやGoogleアドセンスなどの広告サービスの審査は、お問い合わせフォームを設置していると通りやすいと言われています。

このような広告サービスを使ってブログを収益化したいと思っている方は、お問い合わせフォームは必須と思っておいたほうが良いでしょう。

仕事の依頼をもらえることがある

お問い合わせフォームのような連絡窓口があると、そこから以下のように仕事の依頼をもらえることがあります。

  • 純広告の掲載依頼
  • 製品レビュー依頼
  • 記事寄稿依頼
  • メディア出演依頼

これは収入アップや知名度アップにつながることですので、大きなメリットと言えるでしょう。

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直接収入につながるわけではありませんが、クローズド型ASPから招待されることもありますよ!

WordPressでお問い合せフォームを作る方法

WordPressでお問い合わせフォームを作る方法には、以下のようなものがあります。

  • プラグイン「Contact Form 7」を使う
  • フォーム作成ツール「Googleフォーム」を使う
  • 自作する

もっとも簡単でおすすめなのは、プラグイン「Contact Form 7」を使う方法です。

Contact Form 7を使えば、初心者さんでも5分程度でお問い合せフォームの設置が完了します。

プラグイン「Contact Form 7」を使う

Contact Form 7とは、お問い合わせフォームの作成や、reCAPTCHAによるスパム対策などができる無料プラグインです。

基本的なフォームは最初から用意されているので、特に修正したいところがなければ、デフォルトのフォームをそのまま使えます。

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このサイトのお問い合わせフォームもContact Form 7で作成しています!

フォーム作成ツール「Googleフォーム」を使う

Googleフォームとは、Googleが提供している無料のフォーム作成ツールです。お問い合わせフォームだけでなく、アンケートフォームや申し込みフォームなど、さまざまなフォームを作成できます。

ただ、入力してもらいたい項目が「氏名」「メールアドレス」「題名」「メッセージ本文」くらいならContact Form 7のほうが簡単に作成できるので、あえてGoogleフォームを使う必要はないかもしれません。

自作する

HTML・CSS・PHPなど専門知識がある場合は、自作するのも良いでしょう。

前述の2つの方法と比べると「実装に時間がかかる」「メンテナンスの手間がかかる」といったデメリットはありますが、既存のツールでは難しい複雑なフォームの作成も可能です。

Contact Form 7を使ったお問い合わせフォームの作り方

今回は例として、Contact Form 7を使ったお問い合わせフォームの作り方をご紹介します。

Contact Form 7でお問い合わせフォームを作成する手順は以下のとおりです。

  1. プラグインをインストール・有効化する
  2. フォームの設定を変更する
  3. reCAPTCHAの設定をする

前述のとおり、基本的なフォームは最初から用意されているので、デフォルトのフォームで特に問題がなければ、手順2は飛ばしてOKです。

手順1:プラグインをインストール・有効化する

まずはプラグインをインストール・有効化します。「プラグイン」⇒「新規追加」をクリックします。

WordPress管理画面のプラグインメニュー

検索ボックスに「Contact Form 7」と入力すると該当するプラグインが表示されるので、目的のプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。

Contact Form 7のインストール

プラグインのインストールが完了したら、「有効化」をクリックします。

Contact Form 7の有効化

手順2:フォームの設定を変更する

プラグインをインストール・有効化したら、必要に応じてフォームの設定を変更します。メニューに「お問い合わせ」が追加されているので、これをクリックします。

Contact Form 7のメニュー

「コンタクトフォーム1」にカーソルを合わせ、「編集」をクリックします。

Contact Form 7のコンタクトフォーム一覧画面

最初から用意されているフォームは、以下のような設定となっています。必須項目やラベルなどを必要に応じて変更しましょう。

Contact Form 7のデフォルトのフォーム

必須項目を変更する

[]内の先頭文字列の末尾に「*」を付けると入力が必須に、反対に「*」を削除すると入力が任意になります。

デフォルトだと「氏名」「メールアドレス」「題名」が必須項目となっています。たとえば「題名」を任意に、「メッセージ本文」を必須にしたい場合は、以下のように変更します。

Contact Form 7の必須項目を変更

変更したら「保存」をクリックします。

Contact Form 7の編集の保存

ラベルを変更する

<label>直後の文字列や、[submit "送信"]の「送信」は任意の文字列に変更できます。また、<label></label>内ではHTMLを使用できますので、必須項目に<span style="color: red;">*必須</span>などと追加しても良いでしょう。

Contact Form 7のラベルを変更

変更したら「保存」をクリックします。

Contact Form 7の編集の保存

送信先を変更する

メールの送信先はデフォルトでは[_site_admin_email]となっています。[_site_admin_email]とは、「設定」の「管理者メールアドレス」のことです。

Contact Form 7のデフォルトの送信先

送信先を変更したい場合は、「メール」タブを開き、「送信先」をメールを受信したいアドレスに変更します。

Contact Form 7の送信先を変更

変更したら「保存」をクリックします。

Contact Form 7の編集の保存

手順3:reCAPTCHAの設定をする

reCAPTCHAの設定をすると、botによるスパムメールを防ぐことができます。

reCAPTCHAの設定をするには、まずreCAPTCHAのページにアクセスし、「v3 Admin Console」をクリックします。

reCAPTCHA

以下のように設定します。

reCAPTCHAの設定画面
ラベル
サイト名またはドメイン名
reCAPTCHAタイプ
reCAPTCHA v3
ドメイン
ドメイン名
reCAPTCHA利用条件に同意する
利用規約を読んでチェックを付ける

設定したら「送信」をクリックします。

reCAPTCHAの設定を送信

すると「サイトキー」と「シークレットキー」が発行されるので、これをメモ帳などにコピペしておきます。

reCAPTCHAのサイトキーとシークレットキー

WordPress管理画面に戻り、「お問い合わせ」⇒「インテグレーション」をクリックします。

Contact Form 7のメニュー

「reCAPTCHA」の「インテグレーションのセットアップ」をクリックします。

Contact Form 7のインテグレーション画面

さきほどメモ帳にコピペしたサイトキーとシークレットキーをそれぞれ入力して「変更を保存」をクリックします。

Contact Form 7のインテグレーション画面

「reCAPTCHAはこのサイト上で有効化されています」と表示されたら、reCAPTCHAの設定は完了です。

Contact Form 7のインテグレーション画面

Contact Form 7で作成したお問い合わせフォームを設置する方法

Contact Form 7で作成したお問い合わせフォームを設置する手順は以下のとおりです。

  1. 固定ページを作成する
  2. 作成したページをメニューに追加する

手順1:固定ページを作成する

まずは固定ページを作成します。「固定ページ」⇒「新規追加」をクリックします。

WordPress管理画面の固定ページメニュー

タイトルに「お問い合わせ」などフォームを設置するページのタイトルを入力⇒「Contact Form 7」ブロックを挿入します。

Contact Form 7

「コンタクトフォームを選択」から「コンタクトフォーム1(最初から用意されているフォームの名前)」を選択します。

Contact Form 7

フォームを選択したら、歯車アイコン⇒「固定ページ」タブ⇒URLをクリック⇒「contact」などわかりやすい文字列を入力⇒「公開」をクリックします。

Contact Form 7

手順2:作成したページをメニューに追加する

固定ページを作成したら、最後にユーザーがフォームを利用できるよう、Webサイトのメニューにお問い合わせページを追加します。

「外観」⇒「メニュー」をクリックします。

WordPress管理画面の外観メニュー

新しいメニューを作成するか、既存のメニューを選択します。

新しいメニューを作成するには、「新しいメニューを作成しましょう」をクリック⇒「メニュー名」を入力⇒「メニューの位置」を選択⇒「メニューを作成」をクリックします。

WordPress

既存のメニューを選択するには、「編集するメニューを選択」からメニューを選択して「選択」をクリックします。

WordPress

続いて左側の「固定ページ」の「お問い合わせ」にチェックを付けて「メニューに追加」⇒「メニューを保存」をクリックします。

Contact Form 7

例ではヘッダーメニューにお問い合わせページを追加したので、Webサイトのヘッダー部分にお問い合わせページへのリンクが表示されています。

Contact Form 7

リンクをクリックするとお問い合わせページが表示されるはずなので確認してみてください。これでお問い合わせフォームの設置は完了です。

Contact Form 7

まとめ

今回は、WordPressのお問い合わせフォームの作り方をご紹介しました。

作り方はいろいろありますが、初心者さんにおすすめなのは「Contact Form 7」というプラグインを使う方法です。Contact Form 7なら基本的なフォームが最初から用意されているので、5分程度で設置が完了しますよ♪